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外壁塗装の目安とは?チョーキングやひび割れ等6つの劣化症状をプロが解説
2025年06月18日(水)
あたたかい春が過ぎると、いよいよお家にとって試練の季節である「梅雨」が到来します。
連日のように続く長雨や、近年増えている激しいゲリラ豪雨は、お家にとっては1年の中で最も雨漏りリスクが高まる時期と言っても過言ではありません。
「去年の大雨のとき、なんだか天井のシミが気になったな…」
「そういえば、うちの壁って最後にメンテナンスしたのはいつだろう?」
と、少しでも気になる点がある方は、梅雨の本格的な長雨で被害が深刻化してしまう前に、ぜひこの機会にお家のセルフチェックをしてみてください!
外壁塗装の塗り替え目安はいつ?梅雨前に最適なタイミングと築年数
「外壁の塗り替えって、一体いつ頃から考え始めたらいいんだろう?」と悩まれる方は非常に多いかと思います💦建物の外観は毎日目にしているものだからこそ、少しずつ進行する劣化にはなかなか気づきにくいものです。
一般的に、外壁塗装の寿命や塗り替えのタイミングは【築10年】がひとつの大きな目安と言われています。これは、日本の多くの新築住宅で使用されている外壁材(窯業系サイディングボードやモルタル壁など)や、新築時にハウスメーカー等で使われている標準的な塗料(アクリル・ウレタン・シリコン等)の防水耐久年数が、およそ10日前後で低下し始めるためです。
ただ、築10年が経過したからといって、すべてのお家が「今すぐに工事しなきゃ倒壊してしまう!」というわけではありません。お住まいの地域(東大阪市・大阪市など)の立地環境(日当たりが良い南向き、湿気がこもりやすい北側、幹線道路沿いで大型車両による振動が多い、工業地域で排気ガスが多いなど)や気候条件によっても劣化の進み具合は大きく変わってきます。だからこそ、本格的な雨が多くなる「梅雨の前」に、まずは一度、ご自身の手やお目々でお家の状態を調べてみることが、大切なお住まいを守る第一歩になります!

それでは、大切なお家が「梅雨が来る前に塗り替えて欲しい!」と健気に発しているSOSのサイン(劣化症状)を、危険度レベル別に6項目に分けて詳しく確認していきましょう!
①チョーキング現象(白亜化現象:塗料の寿命を示すサイン)
まずは一番簡単にできるセルフチェック方法です。お家の外壁を手で優しく擦るように触ってみてください。まるで学校の黒板チョークに触ったときのように、手に白い粉状のものが付着しませんか?この現象を建築専門用語で「チョーキング現象」または「白亜化(はくあか)現象」と呼びます。
(※手が白く汚れてしまいますので、確認の際は軍手や使い捨てのビニール手袋を着用することをおすすめします。濃い色の外壁の場合は、外壁の色に応じた色の粉が付きます)

このまま梅雨の長雨に晒してしまうと、外壁材自体が雨水をスポンジのように直接吸収しやすくなり、やがてお家の内部の重要な構造体(柱、梁、土台)を傷める原因(腐食やシロアリ被害)になってしまいます。
【チョーキングが発生するメカニズム】
外壁塗装は、毎日太陽から降り注ぐ紫外線や熱、そして雨風の影響をダイレクトに受けています。これにより、塗料の主成分である「合成樹脂」が徐々に分解(加水分解)されてしまいます。樹脂の分解が進行すると、塗料の中に含まれている「顔料(お家に色をつける成分)」が結合力を失って分離し、粉状になって表面に浮き出てきてしまうのです。これがチョーキングの正体です。
この症状が見られたら、外壁の表面を保護していた「防水のバリア」が切れてしまっている証拠。「今すぐ雨漏りする」というわけではありませんが、連日の雨でお家が湿気を含む前、つまり「一番安く綺麗に塗り替えができるベストなタイミング」が来ていると言えます!
②外壁のひび割れ(クラック:幅によって危険度が激変)
次に、外壁の表面にひび割れ(クラック)が発生していないか、お家をぐるっと一周まわってじっくりと観察してみてください。特に、窓サッシの四隅や換気口(フード)のまわり、1階と2階の繋ぎ目などは建物の歪みが集中しやすいため要チェックです。

上記のような、髪の毛ほどの非常に細いひび割れ(幅0.3㎜以下、深さ4㎜未満)は「ヘアクラック」と呼ばれます。これは塗膜の乾燥収縮などで起こるもので、構造上の緊急性はそれほど高くありません。
ただし、こうした小さなヘアクラックも、そのまま放置しておくと梅雨の湿気や激しい大雨、その後の四季の温度変化による外壁材の膨張・収縮によって、時間の経過とともにだんだん幅広く、深いひび割れへと拡大していく可能性が極めて高いため、決して油断は禁物です!

(幅0.3㎜以上のひび割れ:構造クラック)

私たちプロの建物診断士が現地調査を行う際は、上記のような「クラックゲージ(透明なチェックシート)」を外壁に当てて、ひび割れの幅をミリ単位で正確に計測・判定しています。
このレベルのひび割れを放置したまま梅雨に突入してしまうと、何日も降り続く長雨が壁の奥深くへとダイレクトに侵入します。内部の木部を腐らせたり、モルタル壁の下地である金属網(ラス網)を錆びさせて外壁がボロっと剥落したり、最悪の場合は深刻な雨漏りを引き起こす直接的な原因となります。
外壁材にひびが入る主な原因は、外気温の変化による建材の膨張・収縮、地震の揺れ、あるいは近隣の大型車両の通行による地盤の微振動などです。特に窓やドアなどの「開口部(建具まわり)」は、日々の開閉による物理的な振動が繰り返されるため、最もひび割れが発生しやすい弱点スポットです。もし0.3㎜以上のひび割れを見つけたら、梅雨の長雨で外壁材自体が決定的ダメージを受ける前に、なるべく早めに補修・塗装工事を計画することをおすすめします。
③塗膜の浮き・剥がれ(外壁のバリアが完全に機能停止した状態)
外壁の表面を目視や触診で確認した際、ポコポコと水ぶくれのように不自然に浮いている場所や、ペラペラとめくれて外壁の表面が完全に剥がれ落ちてしまっている箇所がないか確認してみてください。

この状態を放置すると、梅雨の大量の雨水を外壁材(サイディングやモルタル)そのものが直接吸い込んでしまい、反り、ひび割れ、欠損などの重篤な劣化を急激に早めます。結果として建物の構造寿命を一気に縮めてしまうため、梅雨前の大至急のメンテナンスが必要です。
外壁塗装には、お家を美しく美観を保つだけでなく、紫外線や雨水の侵入を防ぐ「防水層」としての極めて重要な役割があります。塗膜が浮いたり剥がれたりしているということは、人間でいうと「ひどい火傷で皮膚がめくれ、内肉が露出してしまっている」ような状態です。この無防備な部分から雨水がどんどん侵入すると、外壁材自体が内部から腐食してボロボロになり、単なる「塗り替え」では対応できず、壁ごとの総張り替えやサイディングの交換工事といった莫大な費用(塗装工事の数倍)がかかる原因になります。見つけ次第、すぐにプロに相談すべき重篤なサインです。
④汚れの発生(カビ・コケ・藻:梅雨の湿気でさらに爆発的増殖へ)
お家を少し離れた道路や庭からぐるっと見渡してみて、緑色のコケや藻、あるいは黒ずんだカビなどの汚れが目立っている壁面はありませんか?

「ただの汚れだから見た目が悪いだけ」と放置してしまうと、梅雨の高温多湿な気候によってカビやコケが胞子を飛ばして大増殖し、お家全体に広がって見栄えを損ねるだけでなく、建材そのものを脆くさせてしまいます。また、ご家族のアレルギー等の健康被害の原因になることもあります。
外壁は、雨水や自動車の排気ガス、空気中のチリなどで少しずつ汚れていくものです。特に、太陽の光が当たりにくいお家の北側の壁面や、お隣の建物との距離が近く湿気がこもりやすい狭い通路、植栽があって風通しの悪い箇所には、カビやコケが発生しやすくなります。
「高圧洗浄機で自分で落とせば大丈夫」と思われるかもしれませんが、実は根本的な問題は別にあります。コケや藻は「植物(微生物)」であり、水分を溜め込む性質(保水性)があります。コケが生えている場所は、常に壁が濡れた状態になっているため、塗装の劣化を爆発的に早めます。さらに、コケは「酸性」の成分を排出しますが、日本の住宅の主流であるサイディングやコンクリート、モルタルは「アルカリ性」です。酸性のコケに長期間晒された外壁材は「中性化」が進行し、最終的には手で触れただけでもボロボロと砂のように崩れてしまうほど脆くなってしまうのです。特に梅雨時期は一気に繁殖が進むため、梅雨前の対策が効果的です。
⑤シーリング(目地)のひび割れ(サイディング壁・ALC壁の運命を握る重要部材)
現在の戸建て住宅の主流である「サイディング」や「ALC」と呼ばれる外壁パネルを使用しているお家の場合、パネルとパネルの繋ぎ目にある、ゴム状の緩衝材「シーリング(コーキング)」を必ずチェックしてください。ここに縦方向の亀裂が入っていたり、真ん中から完全に切れて隙間ができたり、ゴムが硬くなって縮んでしまう(肉やせ現象)はありませんか?

写真のように割れたり(破断)、壁から剥がれて隙間ができたり(剥離)していると、梅雨の長雨が建物内部へダイレクトに侵入します。サイディングの断面から水分が染み込んで壁が反り返ってしまったり、壁内部の断熱材にカビが繁殖して腐食を招く深刻なリスクがあります。
💡窓まわりやドア枠の「建具まわりシーリング」の劣化は雨漏り直結!

外壁のパネルの継ぎ目だけでなく、アルミサッシ(窓枠)や玄関ドアの周囲にも、隙間を埋めるためのシーリングが必ず施工されていますので、ぜひ一緒にご確認ください。(※伝統的な日本家屋のモルタル壁など、工法によっては目地シーリングがない場合もあります)
特にこうした「窓まわり(開口部)」のシーリングの劣化による亀裂や隙間は、梅雨の強い雨やゲリラ豪雨が吹き付けた際に、お部屋のクロス(壁紙)へのシミや、電気配線への雨漏りに直結するケースが非常に多いです。雨が多くなる季節を迎える前に、最も優先して補修(打ち替え・増し打ち)を行いたい超重要ポイントです!
⑥基礎部のひび割れ(建物を支える土台コンクリートのSOS)
最後に、視線を一番下まで落としてみてください。地面と接している、お家全体の重みを支えるコンクリートの「基礎(きそ)部分」に、ひび割れが発生していないか確認してみましょう。ここは床下を守る最も大切な構造体です。

基礎のひび割れから、梅雨の雨水がじわじわと内部に侵入すると、通常はコンクリートの強いアルカリ性によって守られている内部の「鉄筋」が酸化して錆びてしまいます。鉄筋は錆びると体積が数倍に大きく膨張するため、内側からコンクリートを押し破って破壊してしまう「爆裂現象(滑落)」を引き起こし、耐震性を著しく低下させる危険性があります。
基礎部分のひび割れをチェックする際、プロの建物診断士として特に注意していただきたい点があります。それは、**「ひび割れがどちらの方向に向かって走っているか」**という点です。
コンクリートの経年乾燥による収縮で起こる、縦方向の細いひび(幅0.3mm未満のヘアクラック)であれば、すぐに家が傾くといった致命的な危険性は低いことが多いですが、もしも**「地面と並行な横方向(水平方向)」**、あるいは**「斜めに大きく走る太いひび割れ」**が入っている場合は厳重警戒が必要です。これは、お家全体の構造そのものが歪んでいたり、地盤沈下や地震による大きな負荷など、深刻な構造的欠陥が潜んでいるサインかもしれません。基礎の横ひびや大きなクラックを見つけた場合は、決して自己判断で放置せず、すぐに信頼できる専門の診断士(外壁劣化診断士や一級建築士など)に診てもらうことを強くおすすめいたします。梅雨が本格化する前に、基礎専用の保護塗料でのコーティング等で対策が可能です。
まとめ:お家のメンテナンスは「人間の体」とまったく同じ!
いかがでしたでしょうか?みなさまの毎日のお手入れや、暮らしている大切なお住まいは、24時間365日一瞬も休むことなく、過酷な紫外線や雨、風、夏の猛暑や冬の寒さに晒されながら、大切なご家族の命と財産を守ってくれています。そのため、どうしても経年とともに少しずつダメージが蓄積し、劣化していくのは自然の摂理であり避けることはできません。
しかし、目に見えてわかる初期の劣化サインを見逃さず、**人間の体と同じように「病気が浅い軽症(小さなひび割れやコケの発生)」のうちに適切なメンテナンス(定期検診・早期治療)を行えば、工事費用は最小限に抑えられ、大切なお家を何倍も長持ちさせることができるのです!**
今回ご紹介したような6つの症状がどれか1つでも出ている場合、遅かれ早かれ、いずれは必ずメンテナンスをしなければいけない時期が来ています。梅雨の長雨でお家が湿気を含んでしまう前に、適切な下地補修と高耐候性を持つシリコン・フッ素・無機塗料などでの塗り替えをしておくことで、次回の塗り替えまでの期間を15年、20年と長く伸ばし、生涯におけるお家のメンテナンスコスト(ライフサイクルコスト)をぐっと引き下げることが可能になります。
逆に、「まだ部屋の中に雨が漏ってきてないから大丈夫」「お金がかかるから見ないフリをしよう」と長い間放置してしまうと、外壁材自体が芯から腐ってしまい、壁ごとの総張り替えや木造下地の大規模な組み直し、シロアリ駆除工事などが必要になり、かえって数百万円単位の非常に高額なリフォーム費用がかかってしまいます。後悔のない、安心・安全な外壁塗装にするためには、地域に根ざし、親身になってくれる「信頼できる業者選び」が何よりも大切です。ぜひ、以下の関連記事もあわせて参考にして、知識を深めてみてくださいね!
屋根の劣化状態が気になる方へ!屋根塗装のチェックリストはこちら👇の記事をご覧ください!
手抜き工事を防ぎ、失敗しないための正しい外壁塗装の業者選びのコツはこちら👇をご参考にしてください。
外壁塗装・屋根メンテナンスに関するよくある質問(FAQ)
東大阪市・大阪市にお住まいのお客様から、日々店舗やLINEでお寄せいただく「外壁塗装についてのよくある質問と回答」をプロの視点から分かりやすくまとめました。疑問や不安の解消にぜひお役立てください!
Q. 外壁塗装の工事期間(工期)はどれくらいかかりますか?梅雨時期の工事は避けたほうがいい?
A. 一般的な戸建て住宅(延床面積約30坪前後)の場合、天候が順調に進めば「約2〜3週間」が目安となります。
外壁塗装は雨が降ると塗料が流れたり乾燥不良を起こしたりするため作業ができません。梅雨時期でも「雨の日はお休みする」という正しい工程管理を行えば施工品質には全く問題ありませんが、雨天の日が挟まる分、工期が予定より数日延びることがあります。そのため、スケジュール通りに工事を終わらせたい場合は、雨が少なく気候の安定した「梅雨に入る前のタイミング」で工事を完了させるのが一番スムーズでおすすめです。
Q. 外壁塗装の工事期間中、普段通りに生活することはできますか?共働きでも大丈夫?
A. はい、基本的にはお留守番の必要はなく、普段通りにお家の中で生活していただけます!
すべての作業は屋外で行いますので、職人がお家の中に入ることはございません。そのため、ご共働きで日中外出されているご家庭でも、戸締りさえしっかりしていただければ全く問題なく工事を進めることが可能です。
ただし、お家の周りを足場と飛散防止メッシュシートで覆うため、期間中は室内が少し薄暗く感じられたり、防犯や安全のために窓が開けられなくなったりする制限がございます。また、高圧洗浄の日や足場を組む・解体する日は大きな音(金属音やエンジン音)が発生します。お洗濯物の外干しについても、塗料の飛散防止や匂い対策のため、塗装工程に合わせて部屋干しをお願いする期間がございます。お客様の生活への負担を最小限に抑えるよう、密にコミュニケーションを取りながら進めますのでご安心ください。
Q. 大雨や春一番などの強風で外壁や屋根が傷ついた場合、火災保険は適用できますか?
A. はい、加入されている火災保険の「風災・雹(ひょう)災・雪災」特約の条件を満たしていれば、保険金を使って修復・塗装工事ができる可能性がございます。
重要なのは、その劣化や破損が「経年劣化によるもの」ではなく、「突風や強風で屋根瓦が飛んだ」「飛来物によって外壁が大きく傷ついた・ひび割れた」といった【自然災害による明確な因果関係】が証明できることです。保険申請には、被災箇所の適切な写真撮影や、詳細な修繕見積書が必須となります。当社では、突風・台風被害による火災保険適用の診断や、保険会社に提出するための正確な写真付き報告書の作成実績も多数ございますので、気になる箇所を見つけた際もお気軽にご相談ください。(※「火災保険で実質無料でお手入れができる」と嘘をついて強引に契約を迫る悪質な業者トラブルが全国で多発していますので、十分ご注意ください)
実際に火災保険を使われた事例はこちら👇からご覧ください。
Q. 現地調査や見積もりをお願いしたら、その後にしつこい営業をされませんか?
A. 当社では、強引な訪問営業やアポなしの訪問、しつこいお電話などの強引な営業行為は一切行っておりませんので、どうぞ心からご安心ください。
私たちは、地元の東大阪市でみなさまに支えられている地域密着の塗装専門店です。お客様に納得・満足、精度、そして何より「安心」して塗装工事を行っていただくことを最優先に考えております。無料の現地調査を行い、お家の診断報告書とお見積もりを提出した後は、じっくりとご家族みなさまでご検討ください。万が一、他社様との相見積もりの結果、当社の提案が合わずにお断りいただいても全く問題ありませんし、それによって費用を請求することも一切ございません。まずは「梅雨が来る前に、我が家の現在の健康状態を正しく知る」という目的で、健康診断を受けるようなお気軽な気持ちで当社の無料診断をご活用ください。
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